テロメスキャン®

2017年1月より検査機関の研究向上のために休止しておりましたテロメスキャン検査ですが、
現時点で再開時期が明確に提示できない理由から無期限停止とさせていただく運びとなりました。
今後もテロメスキャン検査の改良・開発は継続される予定ですので、検査が利用可能になった際は改めてご案内申し上げます。
本当に怖いのは見えない
『がん細胞(血中循環がん細胞)』

がん細胞は、がんの進行に先立って現れ、血管やリンパ管の中を通り様々な臓器に転移していきます。がんの転移に深く関わっている、その血液中を漂っているがん細胞のことを「血中循環がん細胞:CTC(Circulating Tumor Cell)」と言います。このCTCを検出することは、がんの予後や予測、治療効果判定にとても重要とされています。

最新のがん分析技術は、血中循環がん細胞(Circulating Tumor Cell)の早期の発見に寄与し、画像診断検査で検出できないがんの発見や再発の有無の確認が出来ることを目指しています。

がんの超早期発見を目的とする検査として、がん診断用ウイルス製剤の「テロメスキャンⓇ」があります。他の検査では発見することが困難な5ミリ以下のがんがある場合でも、実は血液中にはすでにがん細胞が浮遊しています。この浮遊しているがん細胞に注目して開発されたのがテロメスキャンです。
採取した血液に独自の技術を用いてがん細胞だけを蛍光発色させる処理を行い、その中にがん細胞の有無を調べる検査です。

がんの大きさで変わる検査方法と最適な治療法

通常の画像診断では『見えないがん』を見つけ出し、
がんの超早期発見が可能となります。

MRIやCTでは 1cm程度まで、PETでは 5mm程度まで。画像診断のがん検出能力には限界がありますが、テロメスキャンⓇは、5mm以下のがんの検出を可能にし、がんの超早期発見と最適な治療法の選択を実現します。

血液中に浮遊するCTCを検出するテロメスキャンⓇは、MRI、CT、PETなどでは検出できない小さな超早期のがんを発見することが可能です。
がんの超早期発見により、免疫(BAK)療法、化学療法、放射線治療など最適な治療法を選択することができます。

2つのノーベル賞に支えられた信頼の技術

テロメラーゼ(ノーベル賞受賞)活性とクラゲの蛍光発光遺伝子(ノーベル賞受賞)。
テロメスキャン®は、2つのノーベル賞に支えられた独自の技術でがん細胞だけを蛍光発光させる処理を行いがん細胞の有無を調べる検査です。

がん細胞はテロメラーゼ(ノーベル賞受賞)活性によって増殖を繰り返します。
テロメスキャン®は、クラゲの蛍光発光遺伝子GFP(ノーベル賞受賞)が組み込まれ、テロメラーゼ活性依存的にがん細胞でのみ増殖する遺伝子改変型アデノウイルスによって、CTCのみを緑色に蛍光発光させ、蛍光顕微鏡で検出します。

がんとの闘いは時間との闘い~テロメスキャン®の有効性

PETで陰性でもCTCが陽性の場合、血行性転移が起きてくる可能性が高く、数ヵ月後に転移が出現する恐れがあります。
テロメスキャン®によるCTCの検出は術後の早期治療、再発予防に大きく貢献します。

<既往歴>胆管がん術後、胸部サルコイドーシス

下部胆管がんの患者様の例です。
術後のPET検査では腫瘍がきれいに取り除かれ、異常は認められませんでしたが、テロメスキャン®を実施すると、血液中に3個のがん細胞が検出されました。
3ヵ月後のPET検査では肝臓および腹部大動脈周囲リンパ節への転移が認められ、採血ではようやく腫瘍マーカーの上昇が認められました。
テロメスキャン®は、がんの転移に先行して出現するCTCを検出し、血行性転移を予測することが可能です。

最善のがん治療を実現する品質へのこだわり

血液検体処理、遺伝子改変型アデノウイルス感染、免疫染色、そして蛍光電子顕微鏡によるCTCの観察。テロメスキャン®では、一連の検査すべてがクリーンルームで行われます。
信頼できる検査結果は徹底した品質管理から生み出されます。

採取した血液は溶血処理、白血球分画の調製といった血液検体処理を施し、24時間かけて遺伝子改変型アデノウイルスに感染させます。
免疫染色された血液は、蛍光顕微鏡でCTCの検出、観察を行います。
これらすべての工程は、空気中の浮遊微粒子数を制御したクリーンルームで行われます。

テロメスキャン検査料金

項 目 合 計
CTC(血中循環がん細胞)検査 OBP-401「テロメスキャン」 130,000円

※ 税抜価格にて表示

テロメスキャン「体外診断薬」としての応用

循環血液中の癌細胞(CTC)の検出を目的とした基礎研究、臨床研究を推進しております。
血液中に循環するCTCの個数を測定するのみではなく、各々のCTCの悪性度を明らかにし、更にCTCを用いた遺伝子解析を行うことで、リスクを伴う癌の組織生検(バイオプシー)を行うことなく患者様に適した抗癌剤の選択を容易にすることを目指しています。